仕事中の水分補給に川根茶とコーヒーをポットに入れて持ち歩いています。お茶は実家が川根茶を作っています。昔は親父がお茶を機械で揉んで荒茶にしてました。茶工場にいくとお茶の香りいっぱいでしたね。

新茶が採れる時期は手伝いに行きますよ。山に囲まれた静かな茶畑で鶯の鳴き声を聞きながらのお茶刈りならいいんですが(今では手摘みは殆どやらない。機械で一気に刈ります)機械の音が五月蝿く、忙しく動き廻るので疲れます。田舎を満喫・・・とてもとてもそんな優華ではありません。

猿・カモシカ・イノシシ・・・

山の方で猿の団体が騒いでいます。夜は猪が畑の作物を荒らしにきます。カモシカが現れたりもします。一体どんな田舎なんだと思いますよね。・・・実際に猿の群れが木から木へ飛び移り騒いでいるんですよ。里に下りてきて畑の野菜を盗み、 秋には柿、栗、春には筍などを食べに来ます。

昔は野ウサギが出る程度だったのにいろんな獣がでてきます。田舎の動物園かよ。山に餌が無いんでしょうか?異常気象の影響なんでしょうかね?

そうそう野ウサギで思い出しました。親父が山に仕事に言っていた頃、おふくろが川に洗濯・・・じゃぁなくて、もう随分昔の話ですが、獣道(野生の動物は生活行動圏内に採食場や排泄場などの決まった場所があって獣道はそれらの場所を行き来する道)に針金で輪っかを作り罠を仕掛けるんです。

運悪くそこを野ウサギが通ると輪っかが締まって動けなくなります。その後に待っているのはウサギ鍋です。あの頃は可哀そうなんて思いもせず、家族みんなで箸をつっついてました。

その親父もあの世に逝って随分経ちます。最後の数年は半身不随でしたから、可哀そうでした。体を動かせない、言葉が出ない、ただ耳だけは聞こえてこちらの言う事は理解していたようです。

川根茶の話に戻りますが、たまに在庫切れになると近所のスーパーや薬局で買ってきます。袋に川根茶と書いてあるのを!しかぁし味が全然違うんです。何年も前の古古茶かよ!みたいな味がするし、粉茶っぽいから急須の網にすぐに詰まり出てこない。お茶を飲んで心穏やかな気分になりたいところが反対にイライラ気分になります。(^^)/

今は3月の末、もう1ヶ月もすると新茶の季節です。山の猿に会いにいってこようかな!ブログ一覧の茶摘みの写真は丁度10年前の2014年の孫の茶摘みです。